ピンチをチャンスに

16日、研究センターでは「タイタス・アンドロニカス」を読みました。

「タイタス・アンドロニカス」に向けての所信表明の発表もしました。
その所信表明の下原稿を書いていて思ったんです。
「書くことによって決心が強まる」と。
そして演説が終わってさらに思いました。
「決心した事を人の前で発表することで、決意が固まる」と。
私の所信表明は内容としては少し的がはずれてしまったのですが、
それでも「タイタス・アンドロニカス」にどう取り組むか、自分なりに
整理ができた、とそのときは思っていました。



17日、研究センターでは前日に引き続き、「タイタス・アンドロニカス」を読みました。
・・・・・・・。

その日私は「タイタス・アンドロニカス」のこと、何も理解してなかったことに気がつきました。
私はこの一ヶ月、いやこの一年、いったい何をしてきたのでしょう。

上手い下手は別として(もちろん下手ですが)、
出演者の一人としての意識とか、痛みをともなう覚悟とか、希薄でした。
ASCに席を置いているから、キャスティングにかんする危機感もなく・・・。
もっとしっかり見て感じていかなければ。


それは本読みについても同様です。
作品に対する意識が低いせいで、台詞があいまいで説明的で嘘くさい。
時代劇みたいだとも彩乃木さんに言われました。(時代劇みたいな舞台、最近やりました)

振り子はマイナスに振れています。

そんな今こそ、きちんと責任を果たさなければいけないのです。