自由な私

今研究センターでは、当然のことながら「オセロー」に取り組んでいます。


午前は菊地先生のご指導のもと、読み会わせをしながら戯曲分析をしています。
「演出家がいないんだから、自由にやっていい」と菊地先生はおっしゃいますが、とても難しいです。

自由ということは自分で決めて変えていかなければなりません。読み会わせをするということは、関係性を作ると言うことです。それには相手がいるわけで、でも演出家がいないとみんな初めはばらばらで、私はうまく受けられず、台詞もかからず、もう本当に大変です。


センターとは別に「小さな翼」という劇団の稽古に参加しています。そこでたくさん駄目だしを頂いてます。
例えば怒っている長台詞でテンポが悪いと指摘され、「言いながらだんだん腹立たしさが増していけば自然にテンポも上がるはず。気持ちが出来ていれば言い方は自由だけどそんなふうにさぐるのもひとつの方法」と言われました。

また「今表現した気持ちと表情、そして台詞に連動させて自由に動いてみて」と言われました。


あ〜、演出家がいても自由なんだ。板の上での自由って凄いプレッシャーで、なかなかテンポはあがらないし、思ったようには動けません。

言われたことをひとつひとつ、クリアしていくしかないんですね。余裕ないし必死です。


それでもやっぱり、芝居は楽しいです。