小諸なる古城のほとり

小諸にあるシェイクスピア美術館に行ってきました。

軽井沢に静養に行き足をのばしたんです。

200年以上前に描かれた古典絵画はすべて、シェイクスピアの作品の名場面がとてもリアルに描かれていて、登場人物一人一人の表情が豊かで、美しかったです。

館長であり西洋古典美術研究家の中山己充人先生に館内をご案内頂き、ゆっくりと拝観しました。
この美術館にはシェイクスピアのファンが全国からいらっしゃるそうです。
演劇関係の方は衣装は勿論、皇帝とそれ以外の人の距離を勉強して行かれるとのこと。う〜ん。ですよね。

実は5月に「ウィンザー」の陽気な女房たちの東北バージョン「勝田村の陽気な女房たち」に出演した際、その芝居のちらしをロビーに置ていただきました。

秋には「タイタスアンドロニカス」をやるのでまたよろしくお願いしますと言ったところ、「それはまた、すごいですね。みんながさけて通る作品を選ばれましたね。勇気がありますよ。シェイクスピアのファンで『タイタス・アンドロニカス』を観たい人、きっといるとおもいます。頑張ってください。」
と言って頂きました。ありがとうございます。
中山先生の温さに触れながら、あらためて「タイタス・アンドロニカス」を上演すること、そして彩乃木代表の情熱に誇りを感じました。
しっかりしないといけないなって思いました。

シェイクスピア美術館」は小諸駅下車すぐです。
日常の喧騒から離れ、落ち着いた至福の時間を与えてくれます。ホームページ見てみてください。美しい古典版画が掲載されています。

「タイタス・アンドロニカス」も一点ありました。ラヴィニアが小リューシャスを追って行く場面。タイタスとマーカスの品格、そしてのラヴィニア美しさに、息をのみました。

http://www.yamanakas.org/12_shakespeare/gallery/no61.html